0866 ただの肩こり?!
最近、臨床で気になる言葉の1つです。
初回に来院された方が、
「ただの肩こりです」とか、
「普通に肩こりです」とおっしゃる方が、
数多くいらっしゃいます。
まるで、「肩こり」なんて大したことでないかのようです。
確かに、病気という状態ではありませんので、
何かと軽視されがちです。
ですが、この「肩こり」の状態を読み解いて(!)いくと、
「風邪は万病の元」と言うのと同じように、
肩こりも、様々な疾患のごくごく初期にあたる、
とも言えます。
肩こりと一般に言われますが、「肩」というより、
実際は、頚部(くび)であったり、背部(背中)の部位に
あたります。
その部位を構成する筋肉が、過緊張を引き起こすことで、
虚血状態、低酸素状態、老廃物の蓄積などが出現するのですが、
これが、「こり感」として感じられています。
簡単に言ってしまうと、部分的に血行が悪くなっているのです。
血液は、スムーズに流れてこそ、その役割を果たしますし、
健康状態に、それは不可欠なものです。
ですので、これが慢性化した時に、その部位のみならず、
全身に与える影響は大きなものになります。
脳の血管に影響を与えるような病気の始まりが、
ひどい肩こりだった、という話は、お聞きになったことも
あるかもしれません。
ですので、どうか、「ただの」なんて、
見過ごしたり、放置しないでいただきたいものです。
生活習慣病の中に、「肩こり」も含まれれば、
そんな現象も起こらないのではないかな~と
思います。
が、「病」には到っていないので、
「生活習慣病・前段階」とか何か、
これも、名前次第で、皆さんの予防志向に
拍車がかかるのでは?と思いますね。
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