0668 「ピアソラ自身を語る」
大事な方から、お香典返しをクオカードで
いただき、考えた挙句、ジュンク堂で、
一生モノの本を購入することにしました。
そして、選んだのが、この本です。
「ピアソラ自身を語る」
ずっと読みたかったのですが、まずは、
先入観なしに、音楽を聴こう・・なんて思って、
読まずにいました。
CDジャケットでは、ピアソラの真正面の写真が多いけれど、
この表紙では、珍しく横顔で、雰囲気が違いますね。
さて、このタイトルのとおり、ピアソラ自身が語っている
形式なのですが、出だしの言葉に電撃打たれました。
「2020年に私の作品が聴かれているという幻想を
抱いている。そして3000年にも。
時々それを確信するのは、私の作る音楽が
ほかとは違うものだからだ。」
急に、今まで無心に聴いてきたピアソラの音楽に、
合点がいき始めました。
たぶん、これから、わたしがピアソラの曲を弾く時も、
この真髄を忘れないだろうと思います。
「ところで、もし私の音楽がもっと複雑で、
もっと聴き取りにくかったとしたら、
ただ1つの動機のせいにしてしまおう。
すなわち、私は死ぬほど勉強してきたのだ。
そして何度も何度も壁にぶつかり、
何度も何度も立ち上がってきたからこそ、
今の私があるのだ。」
そういう心意気で作られた音楽を
ただ単には、弾けないと思います。
この本は、また新しい扉をわたしに開いてくれたようで、
これからの、ピアソラ弾きに、磨きがかかることでしょう!
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